病院理念
- 「患者の皆様との協働医療」を実現するために患者の皆様の価値観に配慮した医療を行う。
- 新しい医学を果敢に導入して、患者の皆様に安全でやさしい、低侵襲医療を実践する。
- 医療の質を高めるため、「根拠に基づいた医療」を実践する。
- 全人的医療を行うため、全職員の専門性を結集する。
- 地域住民の医療・介護・保健・福祉に貢献するため、地域の医療者・施設との連携を強める。
院長ご挨拶
学会技術認定専門医による「内視鏡外科」を用いた
安全でやさしい新しい外科学の展開
本院は平成23年4月の発足後、二年半を経過しましたが、お蔭さまで次第に活況を呈してきました。本院の特徴はなんといっても最新の手術設備・機器を用いた、学会認定の専門医達による患者様に優しく、安全な内視鏡外科手術治療を行っていることです。
内視鏡外科はこれまでの手術に比べて小さい傷で行えることから手術後の痛みが少なく、短い入院期間で、早期に社会復帰できるのが大きな特徴です。
虫垂炎、鼠径・大腿ヘルニア、胆嚢・総胆管結石症、食道癌、胃癌、大腸癌などの消化器一般外科疾患に加えて、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍などの治療に内視鏡外科を用いており、また子宮頸部の早期癌や前癌病変に対してレーザーによる円錐切除術を施行するなど、患者様にやさしい、低侵襲治療を実践しています。
平成24年4月からは食道内視鏡外科のエキスパート東野正幸先生を低侵襲治療センター長として迎え、また、婦人科内視鏡外科学の著名な先導者である伊熊健一郎先生を副院長として迎え、常勤7人体制のもとで一致団結して頑張っています。婦人科疾患も含めて手術症例は漸増中で、全身麻酔下の手術症例が30~40 例/月となってきました。看護師をはじめとしたスタッフとの協調のなかで、地域および国の内外の医療機関とも交流することで医療レベルを維持しながら、若手外科医や看護師の教育にも関与できる施設として育てていきたいと思っています。
(平成25年11月記)
理事長・院長 谷川 允彦
院長プロフィール
略歴
- 1970年3月
- 京都大学医学部医学科卒業
- 1977年10月
- 京都大学大学院医学研究科博士課程単位修得
- 1980年7月
- UCLA外科腫瘍学科留学
- 1982年4月
- 福井医科大学医学部 助教授(外科学講座)
- 1997年4月
- 大阪医科大学一般・消化器外科 教授
- 2006年1月
- フランス国家功労賞シュバリエ 受賞
- 2009年1月
- 神戸国際医療交流財団 代表理事(兼任)
- 2011年4月
- 医療法人篤靜会谷川記念病院 理事長・院長
- 2011年4月
- 大阪医科大学 名誉教授
所属学会と役職
- 研究会世話人
- 制癌剤適応研究会、手術手技研究会、日本大腸癌研究会、胃外科・術後障害研究会(常任世話人)、日本癌病態治療研究会
- 学会評議員
- 日本DDS学会、日本臨床外科学会、日本消化器外科学会、日本外科学会、日本癌治療学会、日本BRM学会、日本腹部救急医学会、日本癌学会、日本内視鏡外科学会、日本肝胆膵外科学会
- 学会監事
- 日本内視鏡外科学会、日本コンピューター外科学会
- 名誉会員
- インド外科学会、近畿外科学会、日本胃癌学会
- 特別会員
- 日本消化器外科学会、日本外科学会
- 功労会員
- 日本癌治療学会
- 外国学会活動
- 米国外科学会日本支部会長、米国外科学会Governor
学会認定
- 日本消化器外科学会認定医、同指導医、同専門医
- 日本外科学会指導医、同専門医
- 日本癌治療学会臨床試験登録医
- 日本内視鏡外科学会技術認定・消化器がん外科治療認定医
- 日本肝胆膵外科学会高度技能指導医
- 食道科認定医